
日本でペットとして飼う動物として、ねこの人気が上がってきていて、テレビ番組でも多くの特集が組まれ、人気を博しているそうです。
飼育頭数も、まだいぬの方が上回っているものの、2015年時点では頭数ベースで接近してきているとの調査結果も出ていました。
→平成27年 全国犬猫飼育実態調査 主要指標のまとめ 日本ペットフード協会 (2015年現在 いぬ:991万7千頭、ねこ:987万4千頭)
頭数以外に、ねこ人気の指標になりうるものはないかということで、本稿ではベネッセより発行されているペット専門誌、「いぬのきもち」「ねこのきもち」の発行部数を調べてみました。
部数データは、日本雑誌きゅかいが四半期ごとに公表している、加盟雑誌の印刷証明付き発行部数になります。
雑誌全般の低落傾向もあってか、両誌とも漸減傾向となっていますが、「ねこのきもち」の方が緩やかな推移となっているようです。
最新の、2016年4-6月時点では、「いぬのきもち」が85,667部、「ねこのきもち」が83,833部と、ほぼ肩を並べる部数と云えそうです。両者の差が最も開いていた時期には、ほぼ50%近い差があったのが、2%程度の差のみとなりましたので、肉迫と表現してもよいと思われます。
それと、グラフでへこみが見られる2014年の10-12月あたりについてなのですが、この直前の2014年の7月に、発行元のベネッセにて、個人情報流出事件が発生したため、一時的に部数が落ち込んだものと思われます。
なお、部数がわかる雑誌として「いぬのきもち」と「ねこのきもち」の推移を見てみたのですが、いぬ、ねことも、これ以外にも多くの雑誌が存在しています。
雑誌購読サイトのfujisanで扱われている雑誌としては、2016年8月時点で犬の雑誌が29誌、
猫の雑誌が26誌あるそうですので、総部数ではまた違った推移となっているのかもしれません。
本稿の内容とは離れますが、雑誌のジャンル別発行部数ランキングを、関連サイトにてご紹介しています。よろしければ、ご参照くださいませ。