
マクドナルドの売上高が、2016年5月まで6カ月連続で前年比でプラスとなったそう。最悪期は脱したということになりそうですが、どの程度まで回復したのかを計算、グラフ化してみました。
算出方法は、ネット上でさかのぼることができる、2012年の各月のデータを100と置いて、そこからの各年の増減比率を乗じて、という形となっています。そのため、絶対値ではありませんので、ご留意ください。
まずは、売上高からです。
3月あたりまでは、回復傾向といっても2012年の数値に対して80%台を割り込む推移となっていましたが、4月で84.9%、5月には90.3%とだいぶ戻しているのが見て取れます。
一方の来店客数についても、4月は85.6%、5月は84.1%と、こちらも回復傾向にあるようです。
要因としては、期間限定(4月27日~5月下旬)で発売された「クラブハウスバーガー」が、単価が高いのにも関わらず好調だったのに加え、5月20日から復活販売した「ロコモコバーガー」、サイドメニューの「マックフィズ シチリアレモン」「シャカシャカポテト クアトロチーズ」なども寄与したとのことです。
こうしてみますと、魅力的な商品さえ開発できれば、元々の顧客層は戻り、売上・客足は復活する、ということになるのかもしれません。偽装などの影響は、一過的なものとして終わるのでしょうか。
引きつづき、検証していきたいと思います。