
2月9日に日本マクドナルドの決算資料が発表されています。最終赤字が347億円と、過去最大になったことが話題となりましたが、こちらでは売上高と店舗数の推移をグラフ化してみています。
2012年以降、かなりの勢いで全店売上高が落ちてきています。ただ、グラフを見ますと、2004年の水準まで戻した、という見方もできそうです。(2004年の売上高は3559億円で、2015年は3776億円となっています)
2004年といいますと、原田体制に移行したくらいのタイミングでして、そこから増えた分を吐き出した、ということになるのかもしれません。
一方で、閉店も継続して行われていて、店舗数推移は下図の通りとなっています。
2015年末時点には、2004年末の8割程度の店舗数となっていますので、全店売上高が同水準ということは、一店当たりの売上高は増えていることになるものと思われます。ただし、店舗の規模が異なってきている可能性があるので、単純な比較はできないのでしょうけれど。
なお、マクドナルドの決算資料では、翌2016年の全店売上高の予想として、2014年に近い水準の数値(4250億円)が掲載されていまして、2015年を底にしたV字回復を見込んでいるそうです。来年の今頃には、その結果も出ていることになるのでしょうが、どうなっていますでしょうか。引き続き、注目していきたいと考えております。