
トライベック・ストラテジー社、トライベック・ブランド戦略研究所より「主要企業Webユーザビリティランキング2017<企業サイト編>」の発表が行わています。
15業界・150サイトの使い勝手、安全性などの評価として、2017年8月上旬から10月上旬にわたって実施されたとのことです。
トレンドとしては、ネット以外のテレビCM、新聞広告などと統一されたブランド訴求、マルチデバイス向けのレスポンシブル対応、常時SSL化などが挙げられています。
以下、調査の概要となります。
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【評価対象】
「総合電機・エレクトロニクス」、「精密機器・電子部品」、「IT・情報通信」、「機械・部品メーカー」、「自動車・自動二輪」、「医薬品」、「化学・繊維」、「鉄鋼・金属・材料」、「銀行・クレジットカード」、「証券・保険」、「商社・流通」、「食品・飲料・生活用品」、「建設・不動産・住宅」、「鉄道・運輸」、「電力・ガス・エネルギー」の15業界、主要企業150サイト。
【評価方法】
トライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムを用いて、「A.アクセス性」、「B.サイト全体の明快性」、「C.ナビゲーションの使いやすさ」、「D.コンテンツの適切性」、「E.ヘルプ・安全性」の5評価軸、全96項目について評価しました。
【評価基準改定のポイント】
本評価はトライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムにより調査を実施しています。診断プログラムの評価基準は技術トレンドやユーザー環境の変化に応じて評価内容や配点ウェイトを毎年見直していますが、今年は以下の2点を重視して評価基準を改定しました。
1.ソーシャルメディアからのWebサイト来訪促進
ソーシャルメディアは、企業と生活者が双方向にコミュニケーションをとるためのツールとして広く普及・定着しました。いまやソーシャルメディア上の投稿記事はコーポレートサイトへの主要な入り口のひとつとなっています。そうした中で、サイト上の情報が適切に拡散・共有され、その投稿を見たユーザーが迷いなくWebサイトに来訪できるかどうか、ソーシャルメディアからの来訪に関する診断項目をキードライバー化しました。
2.最新のセキュリティテクノロジーへの対応
公共無料Wi-Fi環境が整う反面、安全性が低い通信環境下でのデータ盗聴・改竄に対するセキュリティリスクが高まっています。そうしたセキュリティリスクへの対応として、常時SSL化されているWebページは、Googleをはじめとしたブラウザおよび検索エンジンから評価の対象となりました。そこで、情報入力フォームだけでなく、Webサイト内のすべてのページにおいて常時SSL化対応がなされているかどうかについて、評価項目を強化しました。
企業サイトトップ10 ※()内は前年順位
順位 企業/サイト名
1.(1) KDDI
2.(12) UQコミュニケーションズ
3.(初) 大同生命
4.(32) SUBARU
5.(2) au
6.(5) 日本ハム
7.(60) ファミリーマート
8.(7) キリン
9.(44) ブリヂストン
10.(20) ニコン
業種別トップ10 ※()内は前年順位
順位 業種名
1.(2) 食品・飲料・生活用品
2.(3) IT・情報通信
3.(9) 精密機器・電子部品
4.(1) 証券・保険
5.(4) 商社・流通
6.(5) 総合電機・エレクトロニクス
7.(14) 機械・部品メーカー
8.(13) 化学・繊維
9.(6) 鉄道・運輸
10.(7) 建設・不動産・住宅
◎主要企業150サイトのランキング結果をすべてご覧になりたい方はこちら
http://brand.tribeck.jp/usability/ranking/2017/
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