※この記事は、2014年までを扱った記事となっています。2015年のデータを含めた記事は、【こちら】になります。

こちらのページでは、21世紀初頭の日本のプロ野球各球団の、観客動員数の年次推移をグラフ化してみております。

基データは、2009年以降は日本野球機構オフィシャルサイトから、それ以前については、サンケイスポーツのウェブサイト、及び新聞各紙に掲載されたものから収集しております。

2001年から2014年まで、プロ野球12球団について、保有企業の変更なども反映させてグラフ化したものが、下図となっております。

2001all

まず目立つのが、2004年と2005年で、特にジャイアンツとホークス(ダイエー→ソフトバンク)の観客動員が激減したことになります。
これは、この時期の一連のプロ野球改革の一環として、いわゆる主催者発表だったのが、実数発表へと切り替わったためとなっています。

時を経るとこの時期の改革の経緯が実感できない方が増えると思われますので、この稿の本旨とはやや外れますが、若干の説明を行いますと、

「経営難となった近鉄バファローズを救済するため、ブルーウェーブを経営していたオリックスが、両球団を合併させ、さらには一部のオーナーによって、もう一組の合併を行って、10球団による1リーグ制移行が画策されたらしい。それにファンの多くが反発し、一部オーナーも反発し、こちらも反発した選手会によって、ストライキが行われる流れとなった。1リーグ化の動きは止まり、消滅した近鉄球団の穴を埋める形で、新規参入の名乗りを挙げたライブドアと楽天のうち、楽天の加盟が認められ、楽天ゴールデンイーグルスが誕生して12球団体制が維持され、同時にさまざまな改革が行われた」

といったところになると思われます。詳細は、専門的に解説しているサイトをご確認ください。

毎日新聞:宮内オーナー(当時)の10年後インタビュー
関連書籍(Amazon):「勝者も敗者もなく」 2004年プロ野球選手会の103日

なお、2005年以降について、実数発表といっても、サッカーのJリーグのように厳密な入場者数ではなく、販売数的な数字だ、という話はあるのですが、少なくともジャイアンツが東京ドームで主催する試合で、実際の席は4万5千席ほどしかないのに、毎試合5万6千人という入場者発表が行われるような、異常な事態は生じなくなっている模様です。

2004年以前と2005年以降での差異を検証するのも、まったく変わりがないように見えるところがあるなど、各球団の気風的なものが透けて見えて興味深いのですが、この稿では、2005年以降について、くわしく見ていきたいと考えます。

実数発表以降の12球団のグラフは、下図となっています。2012年以降、特にやや成績の振るわなかった球団が、健闘の成果もあってか上昇に転じているのが目立ちます。

2005all

 

12球団ですと、ややグラフが見づらい状態となっていますので、リーグ別に分けてみます。

まずはセ・リーグについて。ペナントレース成績との連動性もあるかも、ということで、リーグ成績(勝率)のグラフも併せて載せておきます。

2005c1

2005c2

ドラゴンズ、タイガースが漸減傾向にありますが、2013年以降、ペナントレースでも健闘しているカープと、親企業が変わり、強化に本気度が感じられるようになっているベイスターズが、上昇基調に転じています。
ただ、ドラゴンズについては、2008年以降、好調でも(優勝しても)、不調でも、漸減し続ける状態となっているため、必ずしも成績と連動するとも限らないようです。

なお、勝率はリーグ終了時の数字となっているため、途中経過でのアップダウン度合いや、混戦度合いも影響してくると思われるのですが、すみません、そこまでの検証は手が回っておりません。

つづいて、パ・リーグについて。観客動員とリーグ成績は、それぞれ次のグラフのようになっています。

2005p1

2005p2

こちらも、直近でオリックス・バファローズと楽天ゴールデンイーグルスの伸びが目立ちます。
バファローズについては、2014年に最後までホークスと接戦を演じたのが直接影響したように見えまして、イーグルスについては、2013年の初のリーグ優勝、日本一を経て、翌年は苦戦だったにしても、動員数自体は伸びる形となっています。
一方で、マリーンズがやや低い水準となってきていますが、リーグ全体としては動員数が増える流れができているようです。

深く分析できるとよいのですが、そのとっかかりを見つけることができませんので、こちららではグラフ化するまでの留めさせていただきます。力不足で申し訳ありません。

2015年のペナントレースは、7月末時点でパ・リーグではソフトバンクが首位を固めつつあり、セ・リーグでは6チームが揃って借金を抱えつつ、3ゲーム程の中にひしめくというめずらしい状態だったのが、ようやく差がつき始めたか、というところとなっています。
これらの状況が、今年の観客動員にどういった影響を及ぼすことになりましょうか。
また、16球団化という構想も聞こえてきていますが、その動向も含めて、またしばらく時が経過してから、まとめられたらと考えております。

 

なお、関連サイトの「総合ランキング.net」では、プロ野球関連のランキングの収集・掲載を行っております。よろしければ、ご訪問くださいませ。

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