
こちらは、YahooとGoogleでの年間検索ランキングの上位の言葉の推移をグラフ化し、分析を試みようという記事になります。
Yahoo、Googleではそれぞれ、年間の検索語句ランキングを順位のみの形式で発表していますので、そちらを基資料として使用しています。
まずは、Yahooについて、2001年からの2位以内にランクインした経験のある語句を、推移グラフにしてみました。
2002年から2005年までは、「2ちゃんねる」がトップに立ち、入れ替わるように
2006年、2007年は「mixi」が1位にランクインする形となります。
その後、2008年には「YouTube」が首位となり、2014年時点までキープしている形となっています。
その他に顔を出しているのは、「Google」「Amazon」「Facebook」
などで、それぞれの栄枯盛衰が垣間見えます。
一方のGoogleでの検索度数ランキング上位は、2005年以降からしか入手できていないのですが、下図のようになっています。Yahooとの比較のために、Yahooで2位以内のランクイン経験のある語句を抽出しています。
2007年以降の8年のうち、2010年を除く7年で首位に立っているのが「Yahoo」となっています。
検索サイトとしての両社は、2010年までは同じ語句を検索した場合、表示されるサイトは大きく違っていました。これは、それぞれが開発した検索技術を使っていたためなのですが、2011年からはYahooはGoogleの検索技術を採用し、それ以降はどちらで検索しても、ほぼ同じ結果が表示されるようになっています。(2015年夏現在)
そう考えますと、Googleを基本の検索サイトとして使っていて、Yahooではどうなっているかも検索したいという流れで、「Yahoo」という語句を検索する必要性は、2011年以降はなくなっていると思われます。その話が周知されていく期間を考えますと、それ以外の用途の、Yahooニュースや、Yahooの提供する各種ネットサービスを利用するための検索だけでも、首位を保つほどの回数があるということなのでしょう。
なお、2005年のGoogle検索での首位は「電車男」で、2006年は「地図」となっていまして、2007年以降とだいぶようすが異なっていることから、もしかすると2006年以前と2007年からで、集計方法が変更になっているのかもしれません。
あまり分析というほどに深まりませんでしたが、ひとまずは21世紀初頭の検索動向ということで、まとめておきたいと思います。
なお、関連サイトの「総合ランキング.net」にて、Google、Yahooの総合的な検索ランキングの他、Yahooが発表している、人名、テレビ関連などのジャンル別検索ランキングも、各語句の個別推移を含めて掲載しております。よろしければ、ご参照くださいませ。