こちらでは、2015年のプロ野球の観客動員について、近年の推移と絡めてまとめてみております。

(近年の細かな数字については、【プロ野球観客動員数ランキング】でご紹介していますので、必要に応じて参照願います。【セ・リーグ成績】 【パ・リーグ成績】コーナーも併設しています)

 

まず、近年の全体感ということで、21世紀に入ってからの12球団の動員数推移をグラフにまとめてみました。なお、2004年以前は、主催者発表の形で出ている数字でして、正確性に欠けている状態となっています。

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2005年の実数発表以降は、特に動員数ベースで下位に位置していた各球団が、軒並み数字を伸ばす展開となっています。上位陣はペナントレースの成績や展開にもよって、まちまちという感がありますが、中日ドラゴンズと阪神タイガースがやや下落傾向とも取れます。一方で、どちらも2015年の動員数は増加しています。
なお、2014年と2015年では、交流戦の関係で試合数が一試合減って143試合となり、奇数となったことから、球団によって試合数が違うので、厳密に比較するには一試合平均で考えた方がよいのですが、1年での動員数の方がイメージしやすいという事情もありますので、この稿では総動員数(ホーム球場分)を採用しています。
もう少し詳しくということで、今度はリーグ別に見ていきたいと思います。まずは、日本シリーズを制した福岡ソフトバンクホークスが独走優勝したパ・リーグから。

球団名 2014 2015 増減率 備考
福岡ソフトバンクホークス 2,468,442 2,535,877 2.7% 実数発表後最多
北海道日本ハムファイターズ 1,897,789 1,959,943 3.3%
千葉ロッテマリーンズ 1,223,915 1,322,004 8.0%
埼玉西武ライオンズ 1,498,365 1,616,827 7.9% 実数発表後最多
オリックス・バファローズ 1,703,734 1,767,220 3.7% 実数発表後最多
東北楽天ゴールデンイーグルス 1,450,233 1,524,149 5.1% 球団新記録
パ・リーグ合計 10,242,478 10,726,020 4.7% リーグ最多記録

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福岡ソフトバンクホークスが一歩抜きん出ている状態ではありますが、そのほかの球団も、直近の数年で動員数を伸ばしています。
前年度に首位争いをしたものの、開幕から最下位に沈んでしまって、最終的に5位に終わったオリックス・バファローズや、内紛があったとの報道も出て、前年に続いての最下位となった東北楽天ゴールデンイーグルスも、動員数は前年よりも増加していますので、ファンが定着傾向にあることが伺えます。

スタジアム面では、東北楽天の本拠地である楽天Koboスタジアム宮城の施設拡充が継続していて、2016年には観覧車を併設した、7000席規模の公園席が設置される予定となっています。これによって、3万人以上の収容人員が実現するとのことで、梨田監督の就任に伴う順位的な期待感も含め、さらなる動員数増につながるかが注目点となりそうです。
続きましては、終盤まで続いた大混戦を東京ヤクルトスワローズが制したセ・リーグです。

球団名 2014 2015 増減率 備考
東京ヤクルトスワローズ 1,438,775 1,657,511 15.2% 実数発表後最多
読売ジャイアンツ 3,018,284 3,001,187 -0.6% 一試合平均では+0.8%
阪神タイガース 2,689,593 2,878,352 7.0%
広島東洋カープ 1,904,781 2,110,266 10.8% 過去最多。史上初の200万突破
中日ドラゴンズ 2,000,912 2,049,784 2.4%
横浜DeNAベイスターズ 1,564,528 1,813,800 15.9% 実数発表後最多
セ・リーグ合計 12,616,873 13,510,900 7.1% 実数発表後最多

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読売は、年間総動員数は微減となっていますが、一試合平均では増加、という状態となっています。平均が42,270人で、地方開催もあることから、現状水準からの上積み余地は多くないと云えそうです。

阪神は、和田監督政権下の過去三年は、それ以前と比べてだいぶ落ち込んだ状態となっていましたが、終盤まで首位争いをしていた2015年は、2011年の水準にまで近づいています。
和田監督の采配については、ファンの間で批判的な空気もあったようですので、金本監督が指揮を執る2016年以降の推移が注目されます。

開幕前から「今年は行けるはず」と激しく盛り上がっていた広島カープは、最終的にはクライマックスシリーズ進出も逃す4位に終わりましたが、観客動員ではリーグ3位となり、史上最多の年間動員数となっています。

さらに、リーグ制覇を果たした東京ヤクルトに、前半戦では首位に立ち、このまま逃げるのではという場面もあった横浜DeNAも、広島とともに二ケタ台の伸び率を示す展開となりました。

一方で、中日ドラゴンズについては、中期的に観客動員が低下傾向にあったのが、第二次高木守道監督時代最終年の2013年を底として、谷繁監督政権下の2年は、微増傾向となっています。この流れが継続していくのか、成績とも絡みそうですが、こちらも注目点となりそうです。
最後に、全球団の実数発表後のグラフを掲載しておきます。

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観客動員としては、読売・阪神・福岡ソフトバンクが三強状態を形成し、以降はほとんどの球団が団子状となっていて、千葉ロッテだけが少し離れている状態と捉えられそうです。

とはいえ、増加傾向にある球団が多いのは、全般的にはよいことだと云えそうです。

 

<関連ランキング>
【プロ野球観客動員数ランキング】 / 【セ・リーグ成績】 / 【パ・リーグ成績】 / 【プロ野球年俸総額ランキング(選手会版)】 / 【プロ野球選手の出身大学ランキング】

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